急ブレーキで追突事故

忘れもしない、ある小雨の降る日曜日の日中に私と夫が遭ってしまった交通事故について、書いてみたいと思います。
その日は、しとしとと霧のような雨が降り続いている、低く灰色の雲のせいで薄暗い天気の日でした。

私は、お気に入りのデミオの助手席に旦那を乗せて、池袋のサンシャイン脇の4車線の非常に見通しの良い幹線道路を気分良く走っていました。日曜の首都圏は車が極端に少なくなる道路があり、その道路もその一つのようで、対向車もまばらで、そんな天気とはいえ本当に見通しが良かったです。

そろそろ信号だなという位置に差し掛かったその時、青だった信号が黄色に変わりました。
瞬間、視界の右端に横断歩道を渡ろうとする自転車の影が見えた気がしました。「危ない!」
信号も黄色だったこともあり、私はブレーキを踏み始め、停止線をタイヤが少し踏むくらいの位置でデミオを停止させました。

その瞬間。
ボンッ!と巨大な爆発音がして、夫は叫び声をあげました。
私たちの体は、大きく前に揺れましたが、頭をガラスにぶつけるようなことはありませんでした。

一瞬、何が起こったのかわからず、「今の何の音?!」という感じでした。
夫も、呆然と前の赤信号を見つめていました。

1、2秒たって、ようやく後ろを振り返り、追突事故だということを認識することができました。
「大丈夫ですか!怪我はありませんか!」
偶然、事故の一部始終を道の端で見ていたパトロール中の自転車に乗った巡査さんが2人、私たちの車に駆け寄ってきて、声をかけてくれました。

相手方は、業務中の軽トラックの方で、運転手さん一人だけが乗車していました。
何らかの仕事を終え、事務所に戻る途中だったとのことです。

道の端にデミオと軽トラックを停め、巡査さんと5人での話し合いが始まりました。
トラックの運転手さんは、納得がいかない様子で、「急ブレーキだ!私は、ゴールド免許で、今まで一度も事故ったことないんですよ!」
と私を責める口調になり始めていたので、巡査さんの一人が私から離れたところに連れて行き、何かを説得してくれました。

やはり、車間距離をもう少し取らなければ、ということと、信号が黄色になったら、もっと速度を落として、前方の車のブレーキランプにも
注意しなくては。ということを言ってくれていたみたいです。

ガラガラの4車線なので、すごく急いでいるなら車線を変えて走ることもできたはずなのですが…
なぜか、少し車間が詰まった形で、私たちの後ろにいたようなのです。

もう一人の巡査さんは、私たちの方についていてくれ、「雨だったから、滑ってしまったんですね…雨じゃなかったらぶつかってないと思うんですよ…」と、両方に対して気の毒そうに言いました。

その日は巡査さんがしっかり最初から間に入っていてくれたこともあり、そのままボロボロのデミオで自走して家に戻りました。
その後、双方の保険会社から電話がかかってきて、事情などを聞かれた上で、我々の方は追突されたということで、ほぼ負担なしで話がまと
まりました。

次の日など、様子を見ていましたが、巡査さんが言うようにトラック側の停止は成功していて、雨で滑ってしまった部分で追突、という状況だったらしく、アクセルを踏んでいる状態での追突ではなかったので、奇跡的に体の怪我は全くなくて済みました。

しかし、もしもあと少しでも車間が詰まっていたらと思うと…本当にゾッとします。
雨の日は、特に、本当に慎重に車間距離を取りながら、無理な運転は絶対にしてはいけないなと思いました。

相手の損害額は不明ですが、見たところ、それほど壊れてはいなかったので、かかっていても15万円ほどだと思います。
我々の方は、2ヶ月近く代車で過ごしました費用も含め、36万円ほどが掛かりました。

「黄色信号は止まれ」ですよね?
私の判断はいまだに正しかったと思っています。